キャリア教育のオンライン出前授業を実施しました
弊社では、国際理解教育/キャリア教育の出前授業を実施しています。
新型コロナウイルスが落ち着き、これまでオンラインで実施してきた授業も対面で行えるようになりました。
コロナのおかげとは言いたくないですが、これほどまでにオンライン化が進み、対面とオンラインで選択肢が増えたことや繋がりが広がったことに関しては良かったと思っています。
少し時間が経ってしまいましたが、先日は久しぶりにオンラインの出前授業を実施しました。
今回は愛知県日進市の小学校5年生に向けたキャリア教育の授業をご依頼くださり、
- 海外で働くことについてを子どもに知ってほしい。
- 子どもたちは海外で働くということはあまりイメージがいないと思うので、海外で働くことも面白さ、難しさ、など興味を持ってもらうきっかけになればと思う。
- これからの社会に向けて必要なことなど、今のうちからできることなどが分かると嬉しい。
という先生のご希望がありました。
キャリア教育の授業は何を伝えたいか、どう受け取ってもらいたいかを考えると難しいですが、人生には色んな選択肢があること、また海外で働いた経験をもとに海外で働くことについてのお話をさせていただきました。
その様子をお伝えします!
※掲載されている児童のみなさんの写真は先生に許可を頂いております。
クイズ!私の仕事はなんでしょう?
今回はキャリア教育ということで、海外にはどのような仕事があるかについて頭の体操をしてもらおうと思い、導入としてクイズを実施しました。
私がJICA海外協力隊としてセネガルで活動していた時の写真を何枚か見てもらい、何の仕事をしているか当ててもらいました。
個人的にお気に入りの1枚がこちら。
では問題です。この男性は何の仕事、あるいは今何をしているか分かりますか?
チクタク チクタク チクタク(Thinking time)
正解は・・・木彫りの職人さんです!
例えばセネガルの太鼓(サバールやジャンベと呼ばれる太鼓)であったり民芸品、またセネガルの調理に欠かせない、臼のような調理器具を作っています。
あっという間にさっきまでただの木だったのが形になっていくのが見ていて楽しかったです。
日本にはない初めて知る仕事や、馴染みのある仕事など、世界にはどのような仕事があるのかということを知ってもらう機会になったかと思います。
国際協力の仕事の話
導入の後は、
- 国際協力ってどんな仕事?
- 開発途上国とはどういう国?
- どうして国際協力が必要なのか。
- JICA海外協力隊とは。
といった話をした後に、実際にセネガルでどういう活動をしていたのかについてお話をしました。
ワークショップ セネガルで0からしごとをつくってみよう!
今回は短い時間ではありますが、ワークショップとして「セネガルで0からしごとを作ってみよう!」と題し、グループごとに分かれてセネガルで新しいしごとを考えてもらいました。
「セネガルのみりょくを世界の人に知ってもらえるような仕事を作ってください!」とお伝えし、みなさん1人1台タブレットを持っているので、セネガルの情報を調べてもらいながら進めてもらいました。
短い時間で考えるのはとても難しいですし、大人がやっても難しいと思いますが、仕事はつくることもできる!ということを体験してもらおうと、この時間を設けました。
①会社の名前
②仕事の内容
③必要な準備
をグループで決めてもらい、最後に発表してもらいましたが、皆さんの情報収集力や発想力にとても感動しました。
働き方もそうですが、日本は少子高齢化による人材不足が深刻化し、海外から働きに来てくれる人も年々増えています。
人も暮らしも多様化する中で、多様性についてや働き方の選択肢について少しでも知るきっかけになっていれば嬉しいです。
毎回授業を通して子ども達にエネルギーももらいますが、今回もたくさんチャージさせてもらいました。また、終わった後にこうすればよかった、もう少ししっかり練り上げておくべきだった・・など、反省もありますが、それは次に活かしていきます。
より良い世界、社会に向けて、私たち大人も頑張ろう!と思いました。
相野山小学校のみなさん、ありがとうございました。
株式会社TOKYOでは、JICA海外協力隊経験者による国際理解やキャリア教育の出前授業のご依頼を承っております。お気軽にご相談ください。
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