今日は何の日?
Bonjour! アッサラーマアレイクム
Nanga def. Yangi ci Jam.
皆さんこんにちは。元セネガル隊員がお送りする、セネガル通信のお時間です。
2月22日。皆さん今日は何の日かご存じですか?(厳密には昨日なのですが、細かいことは置いておいて・・・)
2月22日は、にゃにゃにゃんと。
猫の日です。
私も今日知りました。
猫の日(ねこのひ)は日本の猫の日実行委員会が1987年に制定した記念日であり、2月22日に定められている。
猫の日 – Wikipedia
ということで、本日は愛猫家の方に向けて、セネガルで出会った可愛い猫たちをご紹介します。
セネガルでは猫をペットとして飼う、という習慣はない(飼っている人もいた)ので、ほとんどが野良猫で、のらりくらりと逞しく生きています。
猫とご飯
そんな猫たちの食べ物は、小型の動物や虫だったりするわけですが、セネガルに生きているからにはこれは食べずには生きれない。
そう、セネガルのソウルフード、チェブジェン!を中心としたセネガルご飯。
チェブジェンのジェンは “魚”という意味で、魚と野菜を煮込んだお米料理。
人間の食べ残したチェブジェンをものすごいスピードでたいらげていました。
ある時ふと、そういえば犬や猫って玉ねぎを食べると体に良くないって聞いたことあるよなぁということを思い出しました。
あれ、チェブジェン・・・というか、セネガル料理ってほとんど全部に玉ねぎ使ってるよね!?
セネガルでは、猫も犬も羊もヤギも鶏もアリでさえも、みーんな人間の食べ残した料理食べてるけど、大丈夫!?
毎日毎日、玉ねぎを摂取していて生きている動物たちは、すっかり身体が適応してしまっているのか、それとも熱した玉ねぎは大丈夫なのか、結局真相は分からないままです。
ムースなムース
私はセネガルで一軒家に住んでいたのですが、ある時から庭に猫が住み始めました。
最初は警戒心がかなり強く、私を見るだけで走って逃げていっていましたが、
「こいつは大丈夫そうだぜ」と気がついたのか、ある時からかなり心を開いてくれていました。
ある暑い日。
ちなみに猫はウォロフ語で”Muus(ムース)”と言うのですが、”賢い、頭がいい”という意味でも”ムース”という言葉を使うので、
“君はムース(猫)みたいにムース(賢い)ねぇ”と
と、上手いこと言っているセネガル人の友人もいましたが、私はセネガルの猫たちを見て、本当にムースだなぁと思いました。
そう強く感じた出来事。
我が家のお庭で、出産をしていたことです。
セネガルでは、野良犬や野良猫の赤ちゃんを見ると子ども達が連れ去ってしまうことが多く、いじめられている様子を見たこともあります。もちろん皆がそうするわけではないですが、出産をする母猫にとって、安全に出産して子育てをする場所を探すのはなかなか難しいです。
そんな中、我が家はその場所に選ばれました。
多分この人間は危害を与えてこないだろう、と、気づいたのか。もしかして、それを探るために長い時間をかけて私を見定めていたのか・・・。
可愛い子猫ちゃんたち、今ではすっかり大人になっているはず。逞しく生きてね。
番外編
市役所に出社したある朝、玄関でいつも市役所にいる犬が出産をしていました。
神秘的で、可愛くて、ずっと眺めていたのを覚えています。
以上、セネガルと猫のお話でした。
次は何かの日にお会いしましょう!