SoC (System on a Chip) のすすめ
こんにちは!
株式会社TOKYOです。すっかり春になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
就活生にとっては何度も自己PRを書き直したり、志望動機を見直ししたり忙しい時期をお過ごしでしょうか。また、新入社員にとっては初めての出社や研修で緊張とワクワクの中、業務に従事してお過ごしではないでしょうか。
春らしく、今年は弊社にも新入社員が2名も入社してくれました!
お二人ともとても優秀で、社内が少しにぎわっています。仲間が増えると新しい風が吹いて嬉しいですね!新入社員が自立して業務に取り組めるよう、弊社もサポートしていきたいと思います。
さて、今回Arduino(マイコンボード)のロボットを作成して、携帯アプリからBluetoothで操作するというイベントに参加してきました!
本日は皆さんご存じのマイコンボードについて浅い知識ながらご紹介したいと思います。
マイコンボードについて
マイコンとはSoC (System on a Chip) の一種であり、元々複数のチップで構成していたコンピュータシステム(CPUコアやDSP、記憶装置、タイマ、VSBやイーサネット)を、1つのチップ上で実現したLSI(大規模集積回路)です。マイコンボードとはマイコンを搭載した基板のことで、入出力回路などの周辺回路が加わっており、これを使えば手軽にマイコンを利用することができます。このあたり、情報技術の資格試験でも出題されます。
マイコンボードを利用したプログラミングは組み込み系プログラミングです。”プログラム”というとサーバーやコンピュータ内で動作するウェブシステムを思い浮かべる方が多いかと思いますが、組み込み系プログラムでは電気の流れを制御する入出力回路をコントロールすることができ、身の回りにある家電、例えば炊飯器の温度調整やエアコンの風量調整などに使われています。
広義のマイコンボードにはArduinoやRaspberry Piなどがあげられます。
これらの扱いはとっても簡単で、Raspberry Piに関してはLinux由来のOSも入っているのでほとんど小さなパソコンです。(サーバーにもなるため、弊社にも実験的にRaspberry Pi 4がいます。)
個人的に凄く魅力を感じている点は、安価で多機能!というところです。価格帯は500円からと安価で、性能の高いRaspberry Piでも1万円強で購入できます。かなりアバウトですが興味がある方はぜひ調べてみて下さい。使い方は本当に様々ですが、例えばモニター・キーボード・マウスと合わせて2万円くらいで簡単なプログラミングの練習ができるくらいのPCをセットアップすることが可能です。
多機能と言いましたが、入出力の制御に興味がある場合はRaspberry PiやArduinoなどのマイコンボードと合わせてブレッドボードの利用が可能です。
はんだごてがなくても簡単な電子回路を実現できます。家庭内に湿度調整器とか、作ってみたくないですか?
NIC(ネットワークインターフェースカード)もついているため、ネットワークに接続してIoT機器に早変わりというわけです。(くら寿司がRaspberry Piを導入しているのは有名ですよね!)
前置きはさておき、ロボット作成イベントの様子をご紹介します!
1.ロボサッカーイベントで受賞しました。(※2位でした)
今回参加したイベントは事前に用意されているArduinoと各部品を利用して、設計書の通りにモーターを接続しサッカー用のラジコンを作成するというものでした。ボディは創意工夫を凝らして、サッカーの勝負を行いました。参加メンバーは4人ずつで、規模としてはおよそ8チームです。各チーム、4時間ほどかけてロボットを組み立てます。
当日はサッカー競技場が用意されていて、手元のスマートフォンで操作して相手チームよりも先にゴールを決めた方が勝ちです。戦いはトーナメント戦でしたが思いがけず2位に入賞できたので賞品がもらえました。2位の賞品は小型のArudinoとロボット作成可能なパーツでした。(なんと、3Dプリンタを利用した手作りのもの!)入賞は3位までだったようです。
2.携帯アプリから操作指示を出しました
開発環境はArduino IDEを利用しました。ソースコードは今回残念ながらすでに用意されていて、実行確認する程度でした。しかし時間に余裕があれば試合に向けてコードのアレンジが許可されていました。携帯にも該当のアプリをダウンロードして、各指示ボタンを押すと指示通りの方向に動くようプログラミングされていました。指示内容はとてもシンプルで前進、後進、右方向、左方向、くらいです。
3.既に設計図とプログラムは用意されていましたが楽しく作成できました
イベント開始時、電子回路図とプログラムが既に用意されていると聞いて少し残念に感じました。実際に手で回路をつなげて、そこからプログラムで指示出しするのが面白い所じゃないの!?という思考です。ボタン一つで自分の用意したプログラムの指示通りにものが動いているのを目にすると、分かってはいても面白いですよね。しかし、今回、やってみて0からのセットアップだとかなり時間がかかることが分かりました。1日のイベントだとこのくらいが精一杯か。。。
あとは、用意されたソースコードでもダウンロードして、ソースコードの中身が目に見える形だとそれなりに自分で作った感覚を味わえる事もわかりました。今回参加したイベントではプログラミングに関して全くの初心者から、いつも参加している上級者まで多様なメンバーがそろっているようでした。
マイコン操作の初歩の初歩としてはこのようなイベント参加も楽しいのかも!?
弊社では、プログラミングに関して全くの初心者から工夫を重ねてIoTシステムを提案できるような上級者まで、国際協力に携わりたい幅広く多様なメンバーを募集しています!
一緒にIT×国際協力に挑みませんか?
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お問い合わせ先:contact@tokyo-ict.com
今回作成したものをおまけで写真に載せておきます。参加女性陣の希望により先頭に無理やりつけられた耳(猫型ロボットをイメージ)と走行中に光るLEDがこだわりです。